日本人大使館に行かないといけなくて、ホテルからタクシーに乗る。子ども含め４人いると、大概のところはタクシーの方が安い。前にタクシーを利用したときは
全く英語が通じない！！！
と、びっくりしたが、今回は英語も通じるし、温厚そうなドライバーだった。これは当たり。今思えばビギナーズラックであった。
30分ほど走って、101バーツ。1バーツはオマケしてくれた！気持ちよく降りて、大使館にて教科書関係の手続きを済ませ、帰りにタクシーを拾ったとき、事件は起こった。
「日本人？コンバンハー！！」
と日本語を交えながら愛想よく喋ってくるドライバーだったのだが、少し走った所で気がついた。
しまったーー！
メーターに電源が入ってない！！！！！
瞬間、「これ動いてないの？」と聞くが、「渋滞が酷いからねー！」と謎の返事。
コレは確信犯だな…
しかしここで私が不審な顔をすると、子どもたちが怯えてしまうかも。かと言って、途中で無理矢理降りることは３人いると難しい。
とりあえず良い人かもしれないから
様子を見ることにしよう。
と、道中和やかに歓談することに。
「私も同じくらいの子どもがいるよ」などと英語で色々話しかけてくるドライバー。彼自身の感じは悪くはないんだが、タクシーのエンジン音から、明らかに改造していることがわかる。ハンドルもなんか特別なのを付け替えている。
ますます怪しい。
さて、目的地の、滞在しているホテルに着いた。「いくら？」と聞いたら、なんとそのドライバー…
｢500バ–ツ｣
と言い放つではないか！
おいおい、いきなり5倍かい。円換算したら300円が1500円やで。200バーツくらいなら黙って払ったかもしれないが、それはふんだくりすぎでしょ。こっちとしては、想定通りの展開だったため心の準備が出来上がっていた。
突如、戦闘モードのスイッチが入り、般若の顔で叫び出す私。
「高すぎる！！！」
「そっちが間違ってる！！」
と、大声で威嚇し続け、100バーツを出す。
この時しみじみ思った。
普段温厚な私が、こんなに大声で
怒鳴ることができるなんて！
私、インドで鍛えられたなあ。
ありがとうインドー！！
向こうも負けじと、「100はいらない！500だ！」と返そうとする。「オーケー、じゃあ今からタクシー会社に一緒に行こう」と言うと、「今から娘を迎えに行かないといけない」
などと訳の分からんことを言い始める。
などと訳の分からんことを言い始める。
「じゃあホテルのフロントに
行って、
どっちが間違ってるか
聞こう。」
と言いながら子どもを全員降ろす。最後に100バーツ札を投げつけて、私もサッと降りる。タクシーのドライバー、諦めて走り去る。
ふー、やれやれ。
インドでタクシーに乗ったことないから分からんけど、タクシーはドライバーの質が色々だから、毎回緊張するな。
今度からメーターチェックを必ずしないとね！！！
それにしても、無害で温厚そうな私が（自分で言う）いきなり大声で怒鳴り始めたから、あのドライバーちょっとびっくりしただろうな。
おそらく、タイ語が話せない、ホテルに滞在している、ってあたりから、旅行客だと思われたのだろう。子連れの女性でさらに日本人ときたら、逆らわず500ぐらい払うだろうと思っていたんだろうな。まさかこんな戦闘モードスイッチオンみたいな機能をインドで培ってきたとは、夢にも思わなかったであろう。
などと思いつつふと見ると、
長男ハッチ（8）が号泣
「怖い思いをさせちゃったね、ごめんね」と言うと、彼は嗚咽しながら
「ママが怖かった…！！！」
という返答。私がいきなり怒鳴り始めて1番びっくりしたのは息子でありましたとさ。
合掌。
後日談…振り返ってみても、タイ駐在2年半、こんなふうに戦闘モードになったのは、この時だけでした。タイはやはり微笑みの国でした。
このような目に遭わないためには、まずタクシーに乗る時は、必ずメーターを使っているか乗る前に確認すること。
「チャーイミッター」でメーター使ってという意味になります。
また、なるべく行き先なんかをタイ語で言えるようにしておくといいと思います。
チュアイパイ◯◯ノイカー？」で「◯◯へ行ってください」となります。
また、タイ人はとても誇りが高いので、道が違うなどとバカにしたり、舌打ちしたりせず、出来れば私がしたようなバトルもしない方がいいそうです。逆上すると銃を見せてきたりするという噂を聞いたことがあります。
コメント
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メーターのないタクシーには乗らない。
メーターがあっても電源を入れないタクシーがあるので、タイはもう行きたくないですね。
今後のタクシーとの闘いを楽しみにしています。
頑張って下さい。
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頑張りましたね（笑）
素晴らしい！
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＞口笛Janeさん
ここには書かなかったけど、近すぎる乗車拒否とかもあり、インドでは楽に移動していたなと感慨深かったです。
でも、乗る前にチェックするようにしたらノートラブルです。
確信犯的なタクシーも、乗らないと言ったら、しぶしぶ？オンしてくれましたよ！
インドでもタクシーに乗っておくべきだった…！
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＞いち花さん
ホント頑張りました！
お褒めにあずかりありがとうございます（笑）
バンコクあるあるなんでしょうね。
みなこうやって対応してるん…ですよね？！
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姐さんのこのブログのお陰でぼったくりに引っかからない覚悟ができました。
でも凄い‼︎よく頑張った‼︎(^^)
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早速、お疲れさまです。
そう、そうしないと生きてはいけない。。。
海外のチャラ男と対決するためには。
私もそうですが、他人に声を荒らげるのは、
海外生活をはじめてからですね。
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こんにちは。ひっそりと読んでます。
タイはタクシーは面倒なので、先月行った際にはUberを使って快適でしよ。
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タクシーはバンコクの方が、観光客からふんだくる気満々な割合が高い気がします。
割り切ってお書きのようなやり取りをして、すぐ忘れるのが、お国柄に合ってるかも知れませんね。
日本人はターゲットにされやすいので、空港とホテル間ではインド服を着て、「どこから着たの？」と言われると、「インド」と答えることが多いです。
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インドへスライドもあるかと、以前から拝読していました、バンコク在住のものです☆ようこそバンコクへ♪
タクシーあるあるを挙げたらキリがないバンコクですが、ケンカになると運転手がサーベルナイフを持ち出す、大人が降りた後子供を車に乗せたまま急発進、ココは通りたくないとダダをこねて行き先を変えるなどなど。。私はまだそこまでのタクシーにあったことないですが^_^;
最初は私もケンカしてたんですけど、色んな話を聞いて、今はいかに相手を怒らせないか気をつけるようにしてます☆
大半は良い運転手さんなんですけど、特に夕方以降は寝ないように薬などをやってる人が多くなるので～(-｡-;
これからも更新楽しみにしています♪
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ぼったくりタクシー、私は香港で遭遇しました。香港ドルのメーターをusドルだと主張するのです。もちろん却下！何処の国でもタクシー緊張しますね。タイ新生活頑張ってほっこりして下さい！
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＞さばーさん
メーターさえ見て入れば大丈夫と思う！！
あとはumberというアプリも良さそうです。
闘わない方がいいに決まってますよね（汗）
お褒めありがとうございます！！！！
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＞miiさん
海外のチャラ男（笑）
なんかその言い方可愛いな！
海外生活では、黙ってると身を守れない場面が多いですよね。
仕方ないです！強い女になりましょう！（笑）
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＞かおりん2さん
ひっそりと読んでくださりありがとうございます！
umber、沢山の人に勧められたので、早速ダウンロードしました。
これ、インドだけのサービスと信じていた私…
日本でも使えるのですね！すごい！
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＞出張のナタリーさん
わはは、インド服着て、どこから来たの？インド。
カッチョ良すぎます！！！
ナタリーさんなら、ホントどこの国から来たのかわからないと思います！
ミステリアスアジアンビューティー♡
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＞しろさやさん
うーん、なかなか怖いレベルにまで行ってしまってるんですね。
バンコクはおそらく国としても相当な収入源となる観光産業だから、その辺は整備されているのかと勝手に考えてしまってましたが…
タクシーの値段がちょっと安すぎるのかもしれないですね。
知識がないままの行動で危ない目に遭わないよう、気をつけたいと思います。
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＞keepintouch127さん
香港もなかなかタクシー手強そうですね！
ドル主張。インドでもあったなあ。
100ルピー（約200円）だと思ったら、100ドル（約一万円）という。もう、そんなこと堂々と言うあたり、笑っちゃうわ。
もう怒らずに笑ってしまえばいいのかもしれないですね…？！
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こんにちは。
タイ在住のちょびきんたと申します！タクシー、わたしもよくバトりますが、日本語で喋りかけてくるやつは、だいたい怪しいやつってこと、多いですー。500B！たかっ！日本人ネギしょってる様に見えるんですかね～。
日本語で話しかけられて良い人だったのは、これまでに1人だけ！笑
子供連れているとさっと降りられないから困りますよね～。でも、タイとってもいい国です（笑）。楽しんでくださいね！
ブログ楽しみにしております。よろしくお願いします。
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初めまして。バンコクでは車がつかないんですね…
日本在住ですがバンコクへ行くとGlab車を呼びます。
UBERと値段を比較するとほとんどの場合Glabの方が安いです。
空港着いてGlabかUBERを呼ぶとタクシーなら払わなければいけない空港利用料50バーツがかかりません。
目的地を入力でき言葉の壁がない点、値段が呼ぶときに決まってる点、つかまらずイライラせずに済むことからタクシーはまず乗らなくなりました。
タイのタクシーは乗車拒否を禁止する法律があるのですが実際は…(´ﾛ｀;)
あ、ただ車を呼ぶとほとんどの場合電話がかかってきます。
タイ語しか話せない運転手が多いのでホテルかお店で呼びスタッフに話してもらいます。
バンコクライフ頑張ってください！