皆さん、生卵を何の疑問もなく、熱々のご飯にかけて、卵かけご飯を食べていませんか?実は生卵が食べられる国って、多くはないのです。第二の日本と言われる駐在日本人が最も多いタイ、バンコクでも「生食可」と書いてある卵以外は生では食べることはできません。
インドではもちろん、卵を生卵として食べることは長年できませんでした。が!2022年、インドで初めて、生食可能な卵を提供してくれる企業が現れたのです。
その名もイセ食品さん。なんとスズキ自動車とタッグを組んで、卵の生産販売を始めました!
イセ食品さんは、日本では「森のたまご」として有名な卵メーカー。アメリカ、中国、東南アジアにすでに進出しています。今回、インドに進出するにあたり、「冷蔵車がない」というインドの状況を考えたのでしょう、同じようにそこに商機を見出していた自動車メーカーのスズキと提携、「現地法人「イセ・スズキ・エッグインディア(Ise-suzuki Egg India Private Limited)」を設立しました。卵の生産、配送を管理して運営するそう。都市部のみならず、農村部にもシェアを見込んでいるようです。インド人はベジだけど、卵はOKな人が多かった印象。このビジネスチャンスを見逃さないのがすごい…!
途中、え?と思われた皆さん、流石です。そう、もう一度言いますが、インドには冷蔵車「冷蔵システムを搭載した運搬のための車)がないのです!!!じゃあ牛乳や生クリームや、生の魚や肉はどうするのか?本当にどうしているのでしょうか…魚については漁港から水揚げした魚を常温でなるべく早くに運び、現場で氷の上にザーッと並べるという手法を取っているように見えました。インドの伝統的なアイス「クルフィ」(練乳のアイス)の屋台は、氷に塩をかけてグッと冷やせるようにした金属の入れ物の中に入れて販売していました。あれ冷たくて美味しかったんだよな。
さて、そんなイセ食品の卵、デリーNCRでは、パン屋さん「イロハ 」さんと、野菜販売の「トマトプロジェクト」さんで入手できます。配達もしています。
インドでは決して食べられなかった卵かけご飯。あるいはインドカレーと半熟卵のコラボレーション。みんなそのために一時帰国のたびに、手荷物で生卵を運んだものであった…そんな時代がもう終わるのですね!
美味しそう!賞味期限は7/29に買ったものが8/2とのことで、4〜5日かな?という感じ。
卵にはひとつひとつシールが貼られています。
ポーチドエッグも、半熟で食べられる!!この喜び、計り知れません。半熟にあたるプリンなんかも安心して手作りできますね!
情報提供はRさんでした。いつもありがとうございます!
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