デリーには自宅に来て販売してくれる行商人が何種類かいます。
今日はコルカタの行商人を自宅に呼んで、刺繍を見る会を開催してくれたAちゃんちに遊びに行きました。インドには色々な手仕事があるらしく、コルカタ刺繍もそのひとつ。コルカタはバングラデシュに程近い、西ベンガル地方です。仕上がった手仕事の作品を風呂敷みたいな大きな布に包んで、遠路はるばる、満載持ってきてくれ、ひとつひとつ柄を見せてくれるのです。手間を考えると本当にすごい。
真っ白な布に素敵な刺繍!
繊細で、これは大変な作業だろうなあという刺繍が散りばめられた、テーブルクロスやティーマットなど。
素敵なんだけど、こんな真っ白な布を見て、子どもを持つ親が思う事は、もちろん…
こぼして汚しちゃう~!
これなんて誕生日用にいいなあと思ったけど、誕生日=子ども用=汚す
という図式しか想像できない!!
もし汚したら漂白できるのか?との主婦からの質問に、
「no problem!Robin(漂白剤)で綺麗になります。」
ホントに~??と、みんな疑いの目。でも、子どもがいるときは、上にビニールかけて使えばいい。という結論に。ていうか、この人が同じサイズのビニールも一緒に売ったらええんちゃうん。 そしたら子どものいる主婦層にもっと売れるのに。といらん世話を考える我々。
そう提案してみても、彼は「?」って感じで笑って、そこら辺で買えるから買ってきたらいいでしょ、って感じ。もっと売れるように工夫!とか、ビジネスチャンスがここにある!とか、
同業者と差をつけて自分だけ1人勝ちしたい!みたいなギラギラした感じって、日本人特有なんだろうか?そんな素朴な彼のビジネスが、爽やかなんだよねー。
たくさんある刺繍の中からこれを選んでみました。彼はまたコルカタに帰り、作品ができるのを待ち、また満載持って行商に来てくれるのです。クリスマスにはクリスマスらしいグッズを取り揃えて、またこんなの作って!というオーダーも受けてくれます。
2022年現在、彼が送ってくれた画像はこちら。
まるでホテルみたいな、ベッドカバーとピローケース。
私はこういう一色で細かい作品が好きです。
イニシャルもさまざまなパターンに対応!
連絡先はこちら。
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