メイドさんを雇うまでの葛藤と、雇うことにした理由とは

インド駐在での必須アイテムはドライバー付きの車である。
なぜなら交通ルールがあってないような国のため、危なすぎて自分で運転できないから。
どのくらい日本と違うかというと、例えば三車線なのに五車線になっている道路。
道路にラインを引く意味！！！
横断歩道が少ないのでみんな自由に横断する。物乞いもいて信号待ちでそばにやってくる。
こんな道路で事故ったらどんな目に遭うのだろうか、想像しただけでげんなりする。
ドライバーを必須にしといてくれてほんとに助かった…！（会社によってはタクシー移動の場合もある）

必須ではないけど(会社からの自動的な支給のようなものはないけど)、多くの人が雇うのがメイドさん。
男性の場合はサーバントとも言う。お手伝いさんです。
住み込みか通いかのパターンがあり、それぞれの良さがあるらしい。昔は住み込みが多かったけど、
最近は通いが年々増えている気がする。
住み込みの場合はサーバントルームというちっさい部屋がアパートのどこかに必ずあり、
そのちっさい部屋にいつもいてもらって、用事があるときベルで呼ぶというシステム。
困ったときいつでも助けてもらえ、子どもを家に置いて出かけたりもできる。
宅配受け取りお願いもできる。
通いは自分がいなくても入ってもらい、お仕事終わったら帰ってもらうという感じ。
家に他の人がいると気を使う～って人には合ってるし、お手伝いさんを雇う！というより
サービスを頼んでる、みたいな感じにできる。
グルガオンなどはサービスアパートといって、簡単な掃除などが家賃に組み込まれているところもある。

どちらにしても、頼む仕事は基本は掃除、洗濯、アイロンがけ。
それにプラスしてお料理、子守りを頼むかどうかというところ。
頼む仕事や内容によって値段は交渉。

さて、このメイドさんを頼むべきか、頼まないべきか？
情報はあったので、渡印前からぼんやり悩んでいた。
でも行ってから状況に応じて考えようと思っていた。
もしかしたら、メイドさんいなくても、自分でできるかもしれないじゃない？
ていうか、多くの人がメイドさんを雇っているのには、何か理由があるのでは？と思ってた。
で…
旦那が先に探してくれて住んでいたアパートにいざ着いてみると、
まずベランダに砂がどっさり積もっている！幼稚園児がサラ粉だ～と大喜びしそうな、
粒子の細かい灰色の砂。そして何か陶器の欠片とか鳥の羽根も。
これ、どうやって掃除すればいいの？！掃除道具が思いつかないんですけど！

ベランダだけではない。室内の床もどうやって掃除していいのかわからない。
外国人向けアパートの床がたいがい大理石だというのは知ってたんだけど、
大理石って、クイックルワイパーで掃除しても、掃除機で掃除してもあんまり綺麗にならないのよね！！
天然の石なので表面が微妙にでこぼこしているみたい。つるつるに見えるけど。
少しヒビもあり、そこの汚れが取れない。
今までパイ生地こねる用途くらいしか思いつかなかった大理石が、今こんなに私を悩ませるとは。

先輩マダムに聞いたら、えっ？！ベランダの掃除？！メイドさんは？！頼んでないの？！ (驚)
じゃあ、いい人いたら手配しておくね！
そして数日置かずに紹介メールが。早い。こうして口コミで探すのだった。

考えてみたら、メイドさんを雇いたいというより、雇う経験そのものが人生初なのでやってみたい。
インドならでは体験なら、何でもやってみよう。
英語話せないんだけど…大丈夫かな。なんとかなるかな。
てなわけで、まずは面接に来てもらうことにしました。