今年も、バンコク日本人学校合唱コンクールに行ってきました。今年のテーマは
「考動」〜一歩ずつ前進〜
今回は講評に、シンガーソングライターの新妻由佳子さんが来られてました。バンコクに暮らしたこともある由佳子さん、去年も日本人学校にてコンサートを開いてくださってました。
そんな凄い人が講評してくれるなんて!また、去年と違ったのは、最優秀賞、優秀賞だけでなく、演奏者賞、指揮者賞がそれぞれの学年に与えられるということでした。
えんそうしゃしょう…
しきしゃしょう…
早口言葉?
でもさすが先生。噛まずに言えてました!本当に凄い!!
1年から合唱曲のラインナップは
演奏順に
4組 HEIWAの鐘
5組 夢をおいかけて
2組 怪獣のバラード
1組 明日へ
3組 マイバラード
6組 あすという日が
7組 永遠のキャンバス
2年
1組 春風の中で
6組 生きている証
5組 ほらね、
4組 地球の鼓動
3組 いつまでも
2組 地球星歌〜笑顔のために〜
3年
4組 青い鳥
2組 青葉の歌
3組 信じる
1組 証
最後の全校合唱は「結」でした。
今回私が全編に渡って感じたこと、
それは
3年生の成長がすごい
当たり前ですが、今の3年生は、去年は2年生でした。 メンバーは半減したとはいえ、おそらく殆どの人が「去年2年だった」人ではないかと思います。中3から新しく編入する人はそう多くはないはず。
なのに…
歌を聴いていると、まるで全員が別のメンバーになったのか?と疑うほどに、ものすごい勢いで成長していました。
去年の3年生は凄いレベルでした。去年そのすごい3年の歌を聴いた時に、心のどこかで「この3年はもとから合唱の得意な学年なのかな」とちょっと思ってました。
違うんだ…!みんな、この凄いレベルのものを生み出せる力を平等に持ってるんだ。でも、それは2年では出なかっただけ。
その力を引き出させたのは何だろう?
それは、もちろん一年間の成長もあるけど、
「今ここしかない」ってことを本当に知ったからなんじゃないかと私は感じました。
バンコクの日本人学校の中学生は、3年になると半減するのはクラス数を見ても分かります。すでに相当の別れを経てみんなここにいる。
そして、3年が終わったら確実にみなバラバラの進路になる。そのバラバラ感は、公立の中学の比ではないです。本当にそれぞれ遠く離れます。
みんな、それを本当に実感として知っているんだ。だから、今が大切だと気がついて、「本気」になったんだ。それは、例えば「2年生が3年生になる成長」とはまた違った、悲しいくらい切実な真実に気がついたからこその変化なのかな。と思いました。
中学生だけでなくて、私たちはいつも、今しかない瞬間の連続の中で生きている。だから、本当はいつも本気出して生きないとあっという間に終わってしまう。
まあもちろん、そんな生き方をずっとは出来ないし、そんな事をいつも考えてたら疲れちゃうんだけどね…。
我が娘ラスカルはまだ2年生。一所懸命頑張っていて、でもそんな3年生とはかなり温度差があり、みんなのほほんとして微笑ましかった。
そして、去年よりもっと強く感じました。
3年生まで体験させてあげたかったな。
コメント
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はじめまして。ふと立ち寄ったブログにこの記事を見つけました。我が家は1997年から2009年までバンコク駐在。長男は中学3年までずっと日本人学校にお世話になりました。合唱、感動しますよねー。特に3年生は人数も少なくなるのですが、完成度が高い!聴いている保護者が涙涙で…。
高校進学とともにみんなバラバラになりますが、26歳の今でも親子共々めっちゃ仲良しです。苦楽をともにした戦友ですから。
バンコクからの受験は大変なこともありますが、何にも変えられない貴重な経験になります。これからもブログ拝見しますね。
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>kiyomihijikataさん
え!では12年の間バンコクにおられたのですか?!
それは長くそして深い駐在生活だったことでしょうね…バラバラになってもずーっと仲良しでいられるなんて、本当に素晴らしいし、羨ましい!今の中3の子どもたちも、またその次の代も、きっとそうなれますように!
ブログ、ふと見つけてくださりありがとうございます。これからも時々日本人学校ネタ書きますねー!