ブロ友Tちゃん。バンコクに来る前から下調べして行きたかった写真教室「レンマイ写真講座」に、私を誘ってくれていた。前回日程の都合がつかず、今回初めて参加できた。
ちなみに私のレベルは、「ミラーレス一眼を買ったものの操作方法がわからず、オートにしか設定したことがない」というもの。ちなみに私のミラーレス一眼はLUMIX。
沖野豊先生はプロのカメラマンでありながら、日本ではNHK写真教室の講師を務めていて、教えるのもプロ。
京都出身なので関西弁で、熱くオモロく「カメラの持ち方、ストラップの長さ」から教えてくれる!!
私の中の「プロカメラマン」のなんか鋭い怖いイメージは、先生によっていい意味で覆されました。レンマイ写真教室はいくつかの講座や実習があり、1講座だけを受講することもできるけど、おススメはフリーという全講座受講タイプ、3000バーツ。
座学でカメラの機能や撮り方のコツを教えてくれたあとは、とにかく実習で、街歩きをしまくる!
最初は何を撮ったらいいかよくわからない私。歩き方もわかってなかったけど、2回目から、先生の側に行ったときは先生が何を撮ってるのか、観察するように。
へー、こんなところを切り取るんだ!なんて発見があったり。
3回目は「夜の写真を撮る」だったためもう全然わからず、先生の側に行って質問攻め。(先生すみません)
最後の講座は「講評」といってみんなの撮った写真を見ながら先生が解説してくれる。
どこが良くて、もっとこうすればよかったとか、先生の説明を聞いているだけでも勉強になる。
皆さん、ものすごい真剣で、上手い!
「よろず」というのは、先生に直接何でも聞いていい、マンツーマンの時間。
初心者の私は何を聞いたらいいのか分からない。でも講評もよろずも、あっという間に予約が埋まる、人気コーナーみたいだ。
かねてから会いたかった人に会えたり、新しくお友だちになれた人もいた。
「ママ友」ではなくて「写真仲間」みたいな感じ、とても新鮮。
1日目の座学を受けたら、早速実習。初心者がいきなり行ってどんな写真が撮れたのかご覧ください。1回目は、大学構内を散策。
これは太陽の光を上手いこと遮ると放射線が写せるという手法。見上げ続けて、首や手が痛くなった…
これは「蛍光灯」というモードにすると青っぽくなるためあえてそのモードで青空を撮る手法。こうするとより青く映るんだって。
白黒モードもカメラによってはいくつか種類があるんだね!そして、水やガラスに映る別のものが写真に撮ると不思議な感じになるという発見。
花はやはり圧倒的に美しい。光ってるように見える。
普通に流れる川も写真に撮ると、ハッとさせられる。なだらかな布みたいな水面と、飛沫の粒々の対比。
公園の中のココナッツの木に登って、実を採ってるオッチャンがいて、色々撮ってみる。これはナタでカーンと叩いて中を割っている瞬間。こうやってからストローを突き刺して飲んだりする。タイ人は写真に撮られることを嫌がらず、明るくOKしてくれるから、こういうのも撮りやすい。結局一個もらってしまい、レンマイ教室で一緒のお連れの方とともに代わる代わる飲んだ。(笑)
以上第一回目の実習(大学構内ブラ歩き)。自分が持ってるカメラがどんだけ多機能なのか初めて知った…瞬間3連写して合成写真作る機能とか!そりゃカメラが高額にもなるわ。
次は2回目の実習。プラカノンの市場や街に出向いて、タイらしい風景を狙う。
バナナの色の対比を撮ったつもりだが後から見ると背景の青が目立つ!
人物もいくつかチャレンジ。ミシンなどの作業している場合は目か手元にピントを合わせるといいらしい。このときはわかってなくてこんな感じ。
オッドアイの猫を撮りたかった。動くものを撮るのは難しい!
湯気もちゃんと映るんだなー。作業している人の動きって美しいよね。
これはピンクを撮りたくて…タイの風景は、食べ物や飲み物までカラフルだから本当に絵になる。
木の不思議な色合いが面白いかなーと。
以上2回目の実習。次は夜の写真を撮るため、夕方集合。「ジャイアントスイング」を撮る。ジャイアントスイングとは、その昔僧侶がこの鳥居みたいな高い門にブランコをつけて、地面と水平になるまで高く漕いで行事を行ったことに使われていたそう。
あまりに危険で、人が亡くなったこともあるため、今はブランコはない。
雨が降り出して、雷も激しく鳴り響く中…
奇跡の一枚。
しかし皆さん、雷が撮りたくて、雨が降り出しても誰も動かない!!傘を差したまま、シャッターを押し続ける!!
雷が撮りたいときは、狙って撮れるものではないので、とにかくシャッターを押し続けるしかない。
みんなの本気度が伝わってくる一場面だった。
光の線を取ろうとした一枚。これは失敗なんだけど、バスのライトをシャッタースピードを遅くして撮った。光って面白いなぁ、目では見えない世界を撮れるんだな、とわかった記念写真。
この後みんなの写真を見て先生の講評を聞いたときに、印象的だったのは
写真にはストーリーを持たせる
もしタイトルをつけるならと考える
という二点。そんなこと考えたこともなかった。
「写真」という日本語は「真実を写す」つまりそのままの風景を切り取る、みたいに思えるけど、「フォトグラフ」という英語は「光で描く」という意味だそう。
私が撮ろうとしてたのは写真、先生が教えようとしてくれたのは、フォトグラフの方だったんだな。
10月16日に東京でセミナー、
11月には京都で撮影実習もあります。
フェイスブックからのスクショ画像で失礼します。(ご本人の了解済みです)
12月にはまたバンコクでレンマイ写真教室を開くそうです。日程など詳しい情報が知りたい方は
コメント
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いいですねぇ~。素敵。
ワシは写真が好きなのですが機材が無い、撮る腕が無いでもっぱらスマホカメラですorz
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>さばーさん
スマホカメラもすごい機能ですよね。何より、すぐシェア出来るのがいい!!
撮る腕は私もありません…全部賢いLUMIXちゃんが仕事してるんです…ガクッ