前々からの野望のひとつに、「自分で海外旅行をする」というのがあった。
会社とか、旦那さんとか、旅行会社とかの力を借りず、自分の力で海外に行く。
最初の難関、高速バス乗り場
50歳にもなって、そんな事がすごくチャレンジというのもどうなの?という気もするけど。最初の難関は、空港までどうやって行くか。高速バスが楽だなと思って、予約してみた。が、場所が分かりにくい…!
出発時刻が4:45で暗かったこともあるけど、とにかく頼りのGoogleマップでも辿り着かない。宇都宮脱出って、こんなに難しかったのか?!
ぐるぐる回って、なんとかたどり着いた。バス停と待合室が小さく、しかもノーエアコン。窓が開いてて、蚊にさされる。
看板もこんなのしか出てない!レストラン最優先!!(レストランの隣にバス停がある)
ここで車を停められます。
帰りの空港バスのチケットを買うときに、この駐車券を見せると、割引があるため、この駐車券は大事にしまっておく。
さらに、私のフライトの日(27日)に、目的地付近に台風5号が直撃するという天気予報。
めちゃくちゃ揺れる予感。帰ってこれるのかも不安。とりあえず高速バスに無事乗って成田へ到着。
久しぶりの成田空港にパトロールロボがいた。
さて、どこに行くでしょうか?!
(地図でバレてますよ)
こうやって見ると、英文字と漢字の比較で、漢字の方が少ない文字で情報を多く伝えられることが実感できる。
漢字はやはりすごい文字なんだなぁ。
早朝3:00起きの割に遅めの朝ごはんを食べる。9時に食べたあと、11時にこんなガッツリした機内食が出るとは、誰が予想したであろうか?!
LCCだから機内食はないと思ってた私でした。
さて、到着しました。
漢字文化圏というアドバンテージ
クイズ、ここはどこでしょうかー!
前回ほぼ、答え言ってた感じでしたが、そうです、台湾🇹🇼です!飛行機は奇跡的にほとんど揺れず、無事グラウディング致しました。
9時半くらいに出発して、4時間くらいのフライト、時差があるので12:30くらいに到着。近い!
早速、MTRで台北駅へ。
MTRという呼び方も、駅の雰囲気も、バンコクにそっくり。しかしバンコクと全く違うところがある!それは!ここは漢字文化圏なんである!
中国語の音で読めなくても、とりあえず意味がわかる!コレは大きい。
仮面ライダーは猳面騎士。
Lay’sは楽事!
アタックは一匙靈制菌。ソフランは白蘭。
うん、わかる!なんて読むかは全然わからないけど、言いたいことはわかる!!
赤い帽子!
日本のものもたくさんある。
ミッションインポッシブルは「不可能的任務」
バービーは「芭比」
これは音訳だよね!まさかの芭蕉の芭!
バスの中の非常用ドアも、言いたいこと、全てではないけどよく分かる。
日本の「降車ボタン」よりもより簡明な「下車鈴」。これはマジで、永住しなさいと言われたら、できちゃうかも!とにかくラク!
まあ、もちろんタイでもタイ文字習えばいけると思うけど、元々知ってるというのは、かなりのアドバンテージだよね。
台湾に来た理由、それは!
もちろんバンコクでの同志、From台with many thanks♪ のtomokosnowy ちゃんに会いにいくためです!
彼女が本帰国する前にコロナ縛りが解けてよかった。
1日目 迪化街と士林夜市
今回の台湾旅行は3泊4日の旅です。
1日目の旅程はこんな感じ。お昼到着、換金とSIMを購入後、MRTで台北駅へ。tomosnowyちゃんと合流後、台北駅近くのホテルに荷物を預けて、迪化街へ。
ここは古くからの問屋街で、ドライフルーツやキクラゲ、ナッツなどの乾物を商う店が軒を連ねている。漢方薬の香りが漂って、歩いてるだけで身体に良さそう(笑)
行く途中で、屋台のネギ焼きを食べたんだけど、これが想像を超える美味しさ。
薄いクレープを想像していたけど、どっちかというと、薄いパイ生地みたいで、サクサクしてて、生地を油塗って折り畳んで、何層か作ってるなって感じ。
ネギは生地の中に入ってて、ソースを塗ってくるくる巻いて提供。あとは豆花を食べた。豆腐のプリンみたいな豆花に、上に色々なトッピングをして食べる。
マンゴーのかき氷もあった。
柔らかく茹でたピーナッツ、小豆、タロ芋団子をトッピング。
台湾のスイーツは、タイとは違い、甘さがとても控えめ!なので、日本人にはとても合うと思います。夜は士林夜市に。
日本の夏祭りとタイのナイトマーケットを
足して2で割ったような場所。
ゲームもたくさんあったし、美味しいものも
たくさん。
トマト飴が美味しかった!トマトはもはやフルーツ。
顔の大きさほどもある唐揚げ。
五香粉かな?というスパイスが効いてて
美味しかった。
18日しか賞味期限がないという出来立ての
ビール。苦味が程よくて美味しかった!
2日目 龍山寺、占い横丁、激痛足ツボマッサージ
2日目の旅程はこんな感じ。
朝1番に台湾的朝ごはん。
油條という長ーい揚げパンと、豆漿という温かい豆乳。これにパンを浸して食べる。今思えば、この時に鹹豆漿(シェントウジャン)を頼めばよかったな。台湾的朝ごはんを食べたのはこの一回だけであった。
その後MTRに乗って、龍山寺へ。
こんな赤い木のパーツがあり、2つ取って床に投げて、裏か表かで占いをするみたいであった。
長女フローレンの学業のお守りを買って帰る。その足で向かったのは行天宮駅地下の「占い横丁」。
徐先生のお店は西5号にある。
いろんな有名人も訪れているらしいここ。tomosnowyちゃんが予約してくれてたので、スッと入れた。感謝ー!!
こんな用紙に生年月日、出生時刻を書き入れて、何を占うのかをチェック☑️する。仕事、金運、相性、その他、2つで500元、4つで1000元。るるぶ2024にも掲載されていた。
あなたは専業主婦向いてない、新しいことに挑戦するようなドキドキワクワクが好き、自由人!旦那さんも、自由人!珍しいよ!時々スマホみたいに充電するために、電源オフして!自分の時間大事にね。2020年から今年の3年は、変化の多い年、特に2020年は大変だったね。(※本帰国の年だから超当たってる)これからは本業に専念して!お金は使いすぎ注意、不動産や家を買って!
「念ずれば花開く」と流麗な文字で書いてくれました。お話も文字も日本語が美しい!どの占いで聞いても、私の生まれ持ったキャラクターは同じだね。もう笑ってしまった。占いって、自分を愛しく見つめ直す作業なんだと思った。色々アレなんだけど、やっぱり私ってこうなんだなぁっていう、答え合わせみたいな。
心がほぐれたところで、次は足裏マッサージへ。
こちらは日本人オーナーのお店で、技術に定評があり、地元の人も通ってるそう。
店先に大泉洋のテレビ番組の録画が流れてる!
まずは塩を入れたお湯で足を緩めてから…
とにかくツボを押しながら流しまくる!!!案の定、激痛!!その後足が軽くなったけど…これ毎回すごく滞ってるんだよね…。
ここまでのことはできないけど、なんとか少しでも、自分で流すようにしなくちゃと思った。
でも、この足の反射区…
多すぎて覚えきれない!!!
2日目午後、千と千尋の世界「九份」へ
2日目午後は九份に行きました。台湾駐在妻、tomosnowy ちゃんが案内してくれたコースは、バス。
電車でも行けるけど、最後は駅からバスに乗らないといけないので、最初からバスに乗っていれば乗り換え無しで、座って行けるから楽なのです。バスで1時間と少しで九份老街に到着。
すでにすごい人。 コロナ禍の時は人が全くいなくてガラガラだったそうです。人が戻ってきてよかった。
山なので見晴らしがいい。
千と千尋のお父さんお母さんが彷徨い込んだ、美味しいものがたくさんあるご飯屋さんの雰囲気そのもの!
くねくねした狭い登り坂を歩きます。
日本でいう、古い温泉街みたいな感じ。でも日本には、こんなにたくさんの店はないよね。勢いがすごい。そしてついに見えました!千尋が雇われた湯婆ばの温泉宿!
実際には、ここはお茶屋さんなのです。中に入ると、こんな感じ。
台湾らしい風情の落ち着いた店内。
怖いおばあさんも蜘蛛のおじさんもいません。
ここで初めて台湾のお茶の作法を教えてもらいます。
一煎目は、葉を洗うだけなので、急須にお湯を入れたらすぐ捨てる。捨てる時に茶器を温める今で茶器にザーッとお茶を入れて、それも捨てる。1番茶を大事にして2番目は「二番煎じ」と言う我々からしたらえーって感じ。笑
この石臼みたいなところに、お茶をこぼしても大丈夫なように作ってある。その後は6回までお湯を入れて飲めるそう。
葉は袋で買う形なので、お茶っ葉を替えたら、ほぼ永遠に?!ここでお茶を飲みながらおしゃべりできるというシステム。横には大きなやかんがあり、ずーっとお湯を沸かし続けてくれる。のんびりしたお茶の時間、おしゃべりが大好きな台湾の人たちの、大事にしたいものを感じられて、いい時間でした。
夜になると、雰囲気もますます映画のように。
提灯が美しい。たくさん写真を撮って、ギリギリ8時のバスに乗って帰路に着きました。帰りの道でご飯食べようとしたら、お店が閉まるのが意外と早くて、ご飯屋さんが1軒くらしいか空いてなくて焦ったけど、なんとかありつきました。
「ルーローハン弁当」みたいな名前で100元。美味しかったです!
3日目、ホテル予約と換金でトラブル発生
今回予約したホテルはこちら。
いわゆるドミトリーみたいな、低価格のホステル。
こんなベッドがあって、ここで寝る。外から見ると…
こんな感じ。2段ベッドが5つある部屋です。
共通の手洗い場。
洗濯機もあったけど使い方が全然わからん。
シャワールームこんな感じ。全体的に清潔でオシャレな感じであった。お湯もちゃんと熱いのが出た。台北駅出てすぐのところにあって、立地が最高。
が!トラブル発生。このホテル、3泊の予定なのに2泊しか予約してなかった!!ということに、2日目の朝7時に気づく。あと3時間でチェックアウトじゃん!!そしてもう一つトラブルが。台湾のお金がもう200元しかないが、換金できる場所が土日はクローズしている!10:40にはディエンタイホンに行かないと行けない我々。さあ無事ここを乗り切れるのか?!
台湾の郵便局で換金
とにかく代替えのホステルを探すしかない。そこでとっさに見つけたのが、すぐ近くのこちら!
マジで、今いるホテルの2軒隣。
しかも、こちらも2段ベッドの合同部屋で安い。前日なので空いてるかどうか不安だったけど、土曜なのに、奇跡的にベッドふたつ空いてた!(ちなみに元いたホテルは空いてなかった)これで泊まる場所確保〜!そしてもう一つ、台湾の現金がない事態。調べたら換金はレートがいいのが空港と郵便局と銀行、あとは穴場のお茶屋さんとかがいいらしい。
が、郵便局と銀行は土日休み!
お茶屋さんはいくつかあるがここから遠い!
台湾では、換金は予定金額を空港で全額換金しておくべし、少なくとも平日に換金すべし!
という、台湾でやった方がいいこと、ていうか「鉄則」を、私はこの時知ったのであった。何度も言うようだがディエンタイホンに我々10:40に待ち合わせしているのだ…。
小籠包を食べるため、遅れるわけにはいかない
ディエンタイホンのある台北101の中に換金できる場所が?いや、その情報は古くて今はやってない?その近くの日本系デパートで換金してくれる?でもレートの悪さは確定?などとブログを読み漁っていると、あるサイトに「郵便局は土曜の午前中空いてる!午前中一本勝負」と書かれているではないか。
↓窮地の私を救ってくれたサイト
よく読み直したら一本勝負とは書いてない、「午前中勝負」だった(笑)ホテルから台北郵便局が歩いて8分くらい。オープンは9時。この勝負いただいた!!
道中の風景。台北もバンコクみたいにバイクが多い。でも、バイタクみたいなのはないって。
バスに行き先が書いてある。バンコクにはあまり、行き先書いてないんだよね…
着いた郵便局の中はこんな。
日本の郵便局と空気感が似てる。
ここで受付して、整理券をもらう。
この番号が呼び出し番号。わかりやすい。オープン直後で空いてたのですぐ呼ばれる。あっという間に換金成功!
台湾の郵便局のキャラが鳩かな?可愛い。
建物はクラシックで素敵だったが、これは日本が昔建てた建築物らしい。
↑説明が書いてあった。
帰り道の空の爽やかなことと言ったら!これが、所持金600円から、4万円になった瞬間の私の心象風景です。笑つくづく、私はトライ&エラー&リカバリーみたいなことが好きなんだなと思う。
執念で辿り着いた鼎泰豐(ディエンタイホン)
ホテルブッキングトラブルと換金トラブルからの脱出を経て、鼎泰豐(ディンタイフォン)にようやく着いた我々。
バンコクでも見たキャラクター小籠包くん(推定)に再会できた喜びよ。
台北101店はめちゃくちゃ混むので、いかに整理券を手早くゲットするかが鍵。tomosnowy ちゃんが10:30から並んでゲットしてくれてたのですぐ入れた。感謝!
オススメの副総菜、たけのこときゅうり。たけのこは節がなくて、シャキシャキで瑞々しい。なんかとうもろこしみたいな風味!
こちらはさつまいもの葉。実は成らせず、葉を育てるように栽培するとか。濃厚なのに癖のない味!
そしてこちら、小籠包!このひだひだの細やかさ、美しさは特許を取っているんだとか。街中で食べた小籠包とは格が違う!皮が薄くてあんの味がパーフェクト。
ワンタンメンも美しい。
こちらはチマキ。皮を剥いて食べやすくしてくれている。
豚肉を乗っけたチャーハン。どれも濃すぎず薄すぎず、絶妙な味付け。
こんなのいくらでも食べられちゃう!
副総菜のディスプレイ。どれも美味しそう&美しい。
小籠包を作る人たちをガラス越しに見られる。手つきの速さ、正確さに見入ってしまう。
帰りに見たら130分待ち。ディズニーランドか?
グッズも色々あって可愛かった!さすが世界に羽ばたく鼎泰豐(ディンタイフォン)。
台北のランドマークである台北101。端っこの雲みたいな金具が可愛い!この後は雑貨を買いにウロウロして、火鍋を食べて、台湾旅行の行程は終了となりました。
台湾で見つけた可愛いもの
台湾で見つけた色々可愛いものを並べて
旅行記のシメにしたいと思います!
駅で見かけた京劇のメイク。
タイとも似てるし、中国の京劇とも似てる!
文化はミックスされながら成長していくんだね。
歌舞伎もその流れの中なんだろうな。
可愛いカバン。漁師網バッグ(茄芷袋)。
迪化街の高建桶店にて
駐在妻が行くスーパーを見せて!とお願いして入った店内にて。このおじさん、オートミールのおじさんじゃなかったの?!転職?!衝撃の高麗人参バージョン!!
こんなはずじゃなかったマネキン。バンコクにもいたよね、たくさんいたよね。
このマークが道路に…!!!!
左右逆?
ファミリーマートは「全家」
モスバーガーは「摩斯漢堡」
しまむらは「思夢樂」
おそらく台湾の大泉洋。
台湾かき氷!アイスをバーナーで炙っている。
台湾の本当の漢字のデザイン。
つまみ上げられる小籠包ウサギ。
小学校の壁画。
新旧素敵建物的コラボ。
台湾の電気鍋のキーホルダー。中身もちゃんと入ってる!が、実はこれ、電車やバスに乗る時ピッてできるカードの代わりだと!!可愛いもの大好きtomosnowy ちゃん私物。
こちらのポムポムプリンもピッてできる!すごい。日本でもやればええのに!
謎の動物。
こんな感じで、台湾は我々に「ここは住める、全然無理なく住める」と確信させられた場所でありました。これで生活費が安ければ完璧。でも実際には、駐在で住むのには苦労も多いであろう。tomosnowy ちゃんはバンコクに比べて台湾は「人々は普通に暮らしてる」と言っていた。バンコクの、オールナイトでお酒飲んで朝までネオンがついてるあのアゲアゲな感じ。駐在妻も今だからとそのノリに乗っていくみたいなあの感じはここにはなくて、古き良きものを大切にしながら穏やかに暮らしているんだろうなと思う。怒涛の3日間アテンドをしてくれたtomosnowyちゃんのブログはこちら。
本当にありがとー!また日本で会おう!!
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