子ども部屋のベッドを動かすためにインドあるあると戦った話

子ども部屋にベッドを1台移動したいと思った。冷蔵庫はふたつ動かした私だが、さすがにベッドにはコロコロついてないし、ダブルベッドだし、無理だなと判断。
(でも一応トライはして、ベッドマットは動かした。もうこれ性分だね･･･)

そこで会社の総務のSさんという、以前私を怒らせそうになった態度のよろしくないインド人に、仕方なく連絡した。

インドの自宅の謎の部屋その後

なぜ仕方なくかって？それはもちろん･･･スムーズにことが運ばないと最初からわかっているからです。でもそういう家の雑務は彼に頼むという会社のシステムになっておるので、私に選択肢はない。「その日4時に来てね」と言ったら来ない。だよね～！来ないよね～！！そのくらいもちろん想定内である。

翌日たまたま友だちの家の下で、その家のチョギダールさんたちと油を売ってくつろいでる彼を発見。私がじっと見つめると、彼もあっ！て顔をして「今日4時に行くよ！」と言う。昨日すっかり忘れてたんだろう、４時ということを覚えていただけでも偉かったよね。

「わかった。今日4時ね。」

これはさすがに来るかなと思ったけど、来ない。で、翌日4時に

1人で来た

そうか、todayとは翌日のことを指すのであったかと思う以前に、なぜ1人か。ベッドを動かすって言ってるんだから最低でも二人必要だろ。

すると彼はいかにも下見に来たって感じで「うんうん、この部屋のベッドをここに動かすんやね。わかったわかった。」って頷くと、「明日の午前中はどう？」と･･･

午前中ちょっと予定あったけど、もうここを逃してはならんと「わかった。10時ね！」と目力強めにくっきりと承諾の返事をする。「明日は３人で来るから！」と彼が答え、その日終了。

で、つぎの日きっかり10時にピンポーン♪と鳴ったチャイム。

おお！珍しく日も時間も約束通りやん！とドアを空けると…！！！！！

彼がまた一人で立ってるではないか

あとのふたりはどこ？アレ、私のドライバーダンちゃんが後ろにいるけど、何か用かしら？

すると彼はおもむろにダンちゃんに「Come」って言った。

えっ？今、comeって言った？？？と耳を疑う私。

もう皆さんおわかりですね･･･？

結局ダンちゃんが犠牲になり、ベッドは2人で無事運び終わりました。

来るはずだったあとの2人は？と聞くと「They are very  busy.」だって。違うやろ、みんなの時間を合わせてから私に時間を予約するのがスジやろ！！！！

でもなんだかんだ言ってベッドは動かしてくれたし、なんか憎めないキャラSさん。

前にスイッチが動かなくなった時は、新しいスイッチ一つのためだけにグルガオンまでひとっ走りしてくれた。(往復で３時間はかかる)子ども用の踏み台に乗って壊しちゃったときは何回もSorryと言ってたし、もう私は彼のことを怒ってない。むしろ、ちょっと面白い注目すべき人物みたいに思ってます。

無事運び終わったベッド。ぬいぐるみの巣窟となっています。これでラスカルは無事、お友だちを宿泊させることができるようになりました。ラスラルのお友だち、いつでも泊まりにきてね～！