2年ぶりにヘナ染めに再挑戦!

日本のこと

友だちに誘われて、ヘナ染めに再挑戦しました。2年前に一度自分でやってみて、その後忙しくてやってなかったのです。髪と頭皮にいいということはもちろん知ってました。

ヘナの特徴、良い点と悪い点

誘われたのは、ヘナ染め体験会(初回2500円、2回目からは2000円で、ヘナは購入したものを持ち込み)。クイーンズヘナという、日本のヘナ界で有名な会社の商品を使います。このヘナを購入して、基本的には自分で染めるのですが、染め方を最初に教えてくれるのが特徴です。また、自宅で染めたくないので、このヘナ染め体験会で毎回染めるという人もいるとか。

ヘナ染めインストラクターの方が、レッドとブラウンの配合を決めてくれます。

ヘナというのは、染料に使えるハーブです。インドではポピュラーに使われていて、メヘンディというボディペイントにも使われます。基本的には、黒髪の色を変えることはほぼありませんが、白髪をオレンジ色に染め上げます。インドでは、鮮やかなオレンジ色に染まった白髪のおじいさんやおばあさんをよく見かけます。それが気になる場合は、日本にも古くからある「藍」を使います。オレンジと藍を混ぜれば、ブラウンになるという合わせ技です。白髪などはブラウンに染まれば、ほぼ気にならないです。

ヘナの大きな特徴としては、「100パーセントナチュラルなハーブ」ということ。頭皮のかゆみや匂いを解消し、ツヤとコシのある髪にしてくれます。また、デトックス効果も期待されます。一般の髪染めは化学的な染料なので、身体にはあまりよくないことは皆さんよくご存じ。でもそれを知りつつ、「仕方なく」あるいは「気にしないようにして」染めているのが現状ではないでしょうか。

ヘナのマイナスポイントとしては、色を選べないということ。脱色しないので、基本的に地毛の色の上から、オレンジかブラウンの色を乗せるだけです。鮮やかな色合いを楽しみたい場合や、黄色やグレーをベースとした髪色に染めることはできないです。また、独特の臭いがあり、染めて3〜4日は気になる人も多いようです。個人的な感想としては、髪色のオシャレを楽しみたい、髪のトラブルがない人は、化学的な染料を。髪や地肌の悩みがあり、髪の質、量やコシが気になってきた人は、ヘナが良いのではないかな…。つまり、年齢とともに、ヘナの方がいい、って感じる人が多くなるんじゃないかしら。自分で染めるのが苦手な人は、最近は、美容院でヘナ染めをしてくれるところを利用するのも手ですね。

ヘナを染める手順と、ビフォーアフター

では、実際ヘナ染めがどんな風に行われるのか、インストラクターに教えてもらった通りにお伝えします。

まずは、これがヘナです。先ほどの袋の中身がこれです。レッドとブラウンを合わせています。ハーブなので、どこか抹茶みたいな匂いが感じられます。ここに水とホホバオイルを入れて、混ぜます。ツヤっとしたペースト状になったら完成。

髪を一旦全部濡らし、側頭部ふたつ、後頭部ひとつの3パーツに分けます。クシで上から順番に薄いパーツに分けて、根元の頭皮、髪、髪の先までヘナのクレイを塗り込みます。根本は上から押すようにして、空気を抜きます。髪の束が残らないように、どの部分にもクレイが練り込まれるように注意します。

生え際やもみ上げに白髪が気になる場合は、そこもしっかり塗り込んでおきます。ヘナクレイをたっぷり塗り込んだ毛の束をまとめて上に巻き上げます。

まるで大仏のよう?!耳までラップを巻いて、40分待ちます。頭皮にじわじわと何か染み込むような感じがして、頭皮の毛穴がデトックスしてるという実感がすごい!

40分経ったら、流してドライヤーでしっかり乾かします。ここでは洗面台で流しましたが、自宅でやる場合は、このまま浴槽で流せば、ヘナ風呂も楽しめるそう。肌にもよい効果が期待されるし、排水口から流せば、下水管も綺麗にしてくれるそう。実際この後で自宅でヘナ風呂をやってみたところ、長女が「下半身のむくみがとれて、顔のラインもシャープになった」と言っておりました。

さて、こちらがビフォーアフターです。

毛先まで水分と油分が行き渡っている!また、色が抜けてしまっていた毛先に色が戻り、均一に。オレンジ色が強く出ています。化学的染料で染めた上から染めたのと、私の元々の髪色が赤っぽいのもあると思います。

頭頂から見ると目立っていた白髪、かなりマシになりました。天使の輪が復活。

見た感じも変わりましたが、実感としては激変に近い!サラサラでしっとりしています。以前自分でチャレンジした時は、ヘナの量そのものが少なかったこと、オイルを入れなかったとの2点が違いました。また、付け方も、パーツに分けたり、頭皮に塗り込んだりはしなかったなぁー。やはり先逹はあらまほしきことかな。知ってる人に聴くのが1番!

ヘナが買えるショップまとめ

クイーンズヘナは、会員になって買うと価格が安くなるので、ほとんどの人は会員になり、定期的に購入します。また、紹介した人が買ってくれると、紹介した人に利益が生まれるシステムになっています。いわゆるネットワークビジネスですね。私は正直、このシステムが好きじゃないのですが、ヘナ染めを上手にするために最初に教えてくれるシステムはやはり重要だなと思いました。ヘナが大好きで広めたいという人は、ビジネスとしてやる選択肢もあるってことですね。

似たようなヘナを取り扱う日本の会社としては、探してみるといくつかありました。

ジャパンヘナ

色が様々に選べるように、化学的な染料である「ジアミン」が入っている商品もあります。明記してありますので、ジアミンアレルギーの方は注意してください。色を選べる利便性をとりたいけど、ヘナも体験してみたい人にはいいかも。楽天やAmazonでも取り扱いがあります。

IPM

こちらは100%ナチュラルハーブで作られています。ヘナ、インディゴ以外にも、商品によっては、アムラなどのインドの薬効のある素材も取り入れています。白髪染めだけでなく、生活にインド古代のハーブを取り入れることを提唱しています。楽天Amazonで取り扱いがあります。

クイーンズヘナ

こちらが今回体験してみたヘナ。100%ナチュラルハーブで作られています。こちらのアムラやトゥルシーなどのハーブがミックスされている商品もあります。会員になることで定価より安く買うことができます。うまく染色出来ない場合はインストラクターに相談できる安心感があります。

ヘナはやっぱりおススメ

ヘナ染めを体験してみて、くせ毛がするんとストレートになったり、ボリュームが多すぎる人はタイトにまとまったり、逆にボリュームが欲しい人がコシが出て根元が立ち上がったりと、髪が健康になる実感がありました。私自身、くせ毛があり絡まりやすいのですが、つげのクシが、スーッと引っかからないようになりました。これなら髪を下ろしておける!という喜びもありました。ヘナを取り扱うサロンも増えているようなので、髪に悩みがある方は、一度トライしてみるといいのではないでしょうか?

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