8か月ぶりの日本【インドから日本へ一時帰国】

インドから、初めての一時帰国。

旦那氏は春休みがないので、母子だけで飛行機約7時間フライト。
実は自分ひとりで飛行機に乗ったことがなかった私。いきなり小学生と幼稚園と三歳の子どもを連れての
長距離フライト、インド人の空港の人たちに優しく同情されて助けられつつも、端的に言ってすごく大変だった。

まず機内食の出てくる時刻が遅い。６時台フライトだからうっかり空港で何も食べずに乗ったら、
機内食って離陸して平行飛行するまでの間は何もできないから、つまりすぐに出てこない。
結局出てきたの夜の11時くらい。
待てない３歳児フローレンは「おなかがすいた」と泣きながら寝てしまい、その後着陸するまで
一度も起きなかった。哀れ…。

さらに、機内が思ったより寒い。
そして夜フライトなのに、興奮しすぎてなかなか寝ない息子ハッチ。最後に飲み水をこぼして、
ハッチは着替え持ってこなかったということに気が付き、私の上着を貸す。
当然私が震えながら過ごすという…

皆さんわかりましたか？フライト前に軽食食べるべし、子供の着替え必須、上着は多めにね！！

無事成田空港に着、その足で東京まで電車に乗ろうとするが、切符の買い方がわからない！
持ってきたキャッシュカードでお金を引き出すやり方がよくわからない！うっかりキャッシングしようとして
「キャッシングって借金のことだった」と思い出して踏みとどまる。え、私ほんとに日本人？

ようやっと東京の駅に降り立ったとき、私の目に入ったのは…

ダウンを着た人々であった。
三月の東京は温かい日もあるかもしれないが、突然寒い雨が降ったりするのである。
そこんとこをうまく思い出せなかった私は、ぺらぺらのパーカーを着て立ちすくむのであった。

東京から関西の実家まで新幹線で4時間揺られて、ようやく人間らしい空間、実感にたどり着いた。
お腹が冷えすぎて痛くて、ほっとしたのもあり、その日は布団から出られない夕方であった。
子どもたちは元気にいとこと遊び、飛行機でもらったおもちゃもうれしかったらしく、
とってもテンション高い。とりあえず無事ついて、子供も無事だったのはよかった…。

その後京都府の旦那の実家に行った。
兵庫の実家から京都の実家に電車で移動したのは初めてだった。
乗ったのは「あおまつ」という観光列車。
ここでこの列車のホスピタリティというものに感動しまくる。

海外から日本に旅行に来て、日本の文化おもてなしにハマって永住するような欧米の人たちの気持ちが
痛いほどわかった。
この痒い所に手が届くような、自分がとっても優しいお母さんとともに旅をしているような…
これが日本のすばらしさだったのか！！！！
かなり当たり前だと思って気が付かなかったよ…！！！ビバ日本！！！

今回の一時帰国で気が付いたことがふたつあった。

ひとつは、このように自分の中に謎の外国人が生まれたこと。
もうひとつは…