NHK朝ドラ「スカーレット」終了を受けてコロナウィルスに思うこと

ドラマ、本の感想
 
 
スカーレット、終わりましたね。
 
 久々に真剣に見続けた朝ドラでした。
 
予定通り撮影が終了して、
予定通り放映も終了したと思うのですが、
 
現実世界はコロナウィルスのおかげで、
予定とは全く違う方向に
どんどん展開していってます。
 
それなのに?
だからこそ?
 
すごく刺さった言葉がありました。
 
まずは、稲垣吾郎さん演じるお医者さん、
大崎先生のこの言葉。
 
病気はつらいこともたくさんありますが 
泣きたくなるようなすばらしい出来事も
いっぱい起きます」
 
 
これ真実だなと思う。
 
病気だけじゃなくて、なんでも。
嫌なこと、不運、不幸と思っていること、
この病気というとこに入れたら
同じだなぁ。
 
例えば不便なこととか、辛いこととか…
それを試金石みたいにして、
ハッと心が生き返るような、
素晴らしいことが見えることがある。
 
それを私はこの5年の駐在帯同で
しみじみ感じたのであった。
 
 
スカーレットで描かれたのは、
 
病気が治癒して長生きしました、
めでたしめでたし
 
とか
 
離婚したけど復縁しました、
めでたしめでたし
 
とか
 
そういう綺麗ごとじゃない。
 
綺麗ごとの中には真実はない。
 
ほんとうのことは、しんどいことの中に
隠れていて、そこを怖がらずに
突き進んでいくと、感じることができる。
 
 
武志が死の怖さと闘いながら、
普通の1日を積み重ねていく中で
書いた言葉。
 
 
いつもと変わらない1日は
特別な1日
 
コロナウィルスで軟禁状態になっている
私たちに、この言葉は今しみじみと
実感できると思う。
 
「いつもと同じように」
繰り返される毎日が、
本当は全然当たり前ではない。
奇跡のような一日、一日なのだ。
 
でもそれは失われて初めて
気がつくことなんだよね。
 
ライブに行って音楽を楽しんだり、
レストランで美味しい食事を選んだり、
仲良しの友達と会って喋ったり。
 
家から離れた場所へ旅行して、
様々な風景を見ること。
 
それのどれもが、生きる喜びにつながる
素晴らしいこと。
 
それが今、罪なこととして、
場所によっては
罰金を課せられる行為となっている。
 
でも、そんな中でできること、
本当に自分にとって大切なことって
なんだろう?って考える時間が
私たちに今与えられてるとも思う。
 
 
コロナウィルスについては、私自身
「よく分からないから怖い」と思っていた。
でも少しずつ色々なことがわかってきた今、
見えてきたのは、
 
コロナウィルスは
かなりきついウィルスで、
できればかからない方がいい。
 
でもこれだけ感染力が強いものを
食い止めることは、国家レベルのパワーを
持ってしても、止めることが難しい。
 
本当に心してかからないといけない。
 
免疫を上げて、寝不足なくして、
ちゃんと食べて運動もして、
心を安定させて、
自分と大事な人たちを守る。
 
それが今の私にとっては、
根幹にある大事なこと。
 
コロナウィルスは怖いし、
この一連の心痛む多くの出来事も
全く人ごとではない。
 
でも、この非常時に、
今行くことができないのに、
遠いはずの世界のそれぞれの国が
不思議にすごく身近に感じる。
 
私たちはみんな繋がっていると感じる。
 
目の前の子どもたちをよく見て、
この時間をしっかり味わうこと。
 
笑顔を絶やさないこと。
 
私にできることをひとつずつ、
確かめていきたいと思います。
 
 
 

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