オールドデリーへ。老舗レストラン「カリームホテル」で朝ごはん

平日に旦那氏が休みなので、子供がいなくて大人二人という絶好のチャンスを得て、オールドデリーに行ってきました。「デリー」は「ニューデリー」と「オールドデリー」に分かれていて、ニューデリーが全然ニューではないと感じるのだが、オールドデリーのオールドっぷりを見ると、確かにこっちがニューだなと納得する。それほど古きよき時代のデリーがオールドデリーでは見られるのである。

旦那氏は、そんなにインド文化やインド料理が大好きなわけでもないのだが、オールドデリーは観光地としても有名なので、興味があったらしく、一緒についてきてくれた。

中心部には車は道が狭く乗り込めないので、近くの駐車場まで車で移動。そこからは徒歩か、この自転車に荷台がついたみたいな、サイクルリキシャーで移動。

目的地まで40ルピー。インドは人力が動力源として様々なものに使われているのである。ガッタガタする平坦でない狭い道を、こんなサイクルリキシャーやらバイクやらがひっきりなしにすれ違う。多少ぶつかっても気にせずぐいぐい走る。

あっという間に目的地、カリームホテルに到着！！大通りに看板が出ていて、そこでリクシャーから降り、路地のようなところを少し歩きます。

Kalim’s Hotel

【営業】9：00～13：00

ホテルと言っても、レストランのこと。昔のレストランはホテルと名前がついているものがあるそうだ。昔は宿泊ができたのかもしれないが、今はレストランのみ。つまりここは、ずっと前から営業している超老舗レストランなのである。インドに観光で旅行に来た人は、まず目指すレストランなのではないだろうか。

こちらがメニュー。

値段設定が強気。200ルピーとか300ルピーとか！さすが、大人気の観光地。

「バターチキンカレーとプレーンナン下さい！！」

「今は11時だから、breakfastしかやってないよ。」

え～！！！！！仕方なく朝定食、注文。12時にならないとバターチキンカレーとかチキンビリヤニ、ここで一番有名な羊の脳みそカレーなど、数あるメニューは頼めないので
皆さんお気をつけ下さいね。

朝定食はこれ一択で、プレーンナン(日本のナンに近い見た目)と、左からパヤ(マトンカレー)、ナハリ(牛肉カレー)。これはハーフで頼みました。

味は脂が多く辛いけど美味しい！ナンが見るからにふわふわで、他のレストランとは違う。食べてみると香ばしい。私はパヤが好き。店内は朝ご飯を食べる地元っぽい人達だけ。 お昼になったら観光客がどっさり来るのかな？

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外の建物でナンを作ってましたが、ナンが空中を飛んでるのが伝わりますか？穴の中の窯の側面に張り付けて、焼きあがったものから、右手に持った棒でひっかけて飛ばしてます。職人芸！毎日何枚のナンを焼いているのでしょうか…。カレーは手間の鍋でコトコト煮てます。このカレー、Karim というレトルトカレーでお店に売ってます。

外の風景。こんな画像では全く 伝わりませんが、今まで見た中で１番混雑してて、活気があって、汚い！！！！！あまりにいつもの世界とかけ離れてるので、映画のセットみたいでした。みんながサイクルリキシャーに乗る理由がわかった。混雑しすぎて普通に歩けないんだね。普通に歩いてたらマジ轢かれるね。通行人もドンドン迫ってきて、物乞いもたくさん！！スリに注意です。私はカードを家に置いてきました。

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そんな世界に圧倒されて、早めのお昼ご飯を食べたあとはもう帰ろうかなって感じに。そこで駐在妻グループとばったり会う。彼女たちはグルガオンから、メトロとオートリキシャを乗り継いで来たそう。グルガオンからメトロで50分だそうです。そのほうが早いみたい。けどすごいなあ…女子だけで来れるものなんだ。駐在妻のイメージ崩れた！

その後、カーンマーケットへ。オールドデリーからのカーンマーケットという流れで感じる気持ちは、なんて綺麗なの？！なんかどこもかしこもいい匂いがする！！めっちゃホッとする！！

という、マイホームタウンに戻ったかのような安堵感でした。カーンマーケット最初に行ったときは、ローカル感にのけぞったのに。何事も比較で成り立ってるんだね。

オールドデリー、意外と近かったし、楽しかった。次はどこに行くべきか、もう少し下調べしてから行こうと思います。