インドに住んでいたら一度は見てみたい「ダシャラー」というお祭りがありますが、その中で最も重要な役割を担うのが「ラーバン」です。
ラーバンとは…?
世界史で習ったかもしれない古い叙事詩「ラーマーヤナ」に出てくる「悪魔」です。とても悪いやつというふうにインドでは認識されています。ドライバーのJさんいわく、
悪いことを1回しただけなのに、かわいそうに毎年ダシャラー祭りで爆破され、「やっつけたったぞ!!!」とみなに大喜びされ続けている、そんな彼です。
可愛く作るとこんな感じ。
巨匠フローレン(当時3歳)作。
これ1年間飾ってるんやけど・・・悪い悪魔なのに・・・子どもの作品と思うと燃やせない!(笑)最終的にインドを去る時100ルピーの値段つけて売りました!流石、巨匠の作品です。
で、このラーバンの巨大なハリボテを作っている場所が、タゴアガーデン駅(Tagore garden station)周辺の道端です。大きなものだし、とてもたくさん作るから、道端に置くしかない雰囲気。
行ってみると、駅周辺には沢山、作っている最中のラーバンが!
↑これ一応高架下です。
↑ここ一応駅の真下です。
多分公共の場所だと思うけど、そんなの気にしてるのはこの辺りでは私だけですね!周辺の公園にもラーバンが溢れかえってました。
竹ひごを曲げて固定し、上から紙を貼って作ります。しかし、爆破する日まであと三日とは思えないこの状況!締め切り、間に合うのか?
頭部だけで大きさこのくらい。
これと
これが
なんかちょっとイケてるラーバンやった。作風も色々だなあ。
おっ!今まさに注文が入って運び出すところ!幾らくらいなんだろう?
ちっさいラーバンならお手頃価格♡
ってこれがラーバンなのか自信ないけど・・・
これで300から500ルピー。インド人の子どもが欲しがってた!家で燃やすんやろか??
豪邸のおうちなら、大きいサイズのラーバン購入もありえるのだろうか?いやいくらなんでも自宅では爆破はしないよね。
このラーバン作りを担っているのは、普段は別のお仕事をしている人達らしい。
でも6月くらいから着手するって。ダシャラーが10月11日(2016年)、ほぼ半年やん!
それにしても
せっかく家族でツアーに行ったのに、「おお!スゲーーー!」と感動しているのは私と旦那さんだけで、子どもたちは暑いとかなんとか、車から出てこなかった・・・。
喜んだのは近くにあるモールに行った時のみ。
パシフィックモール
ここ、ラーバンツアーの途中でトイレとして使えるそうです。トイレめっちゃ綺麗。レストランもあります。フードコートにインド料理が充実してた!
11歳ラスカルがいたらもう少しラーバンに興味持ったかな?
なかなかチビッコには、異文化との出会いは難しい。
ちなみに去年のダシャラー祭り過去記事はこちら→ダシャラー祭り
あ、この日の夜11時に、ラスカルは無事インド料理を食べて生き延び(笑)サバイバルキャンプから元気に帰ってきましたー!御心配ありがとうございました!
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