日本では「炎上」というとたいがいブログに何か発信したのが大反響みたいな意味で使われるけど、ここインドでは「炎上」と言えば文字通り火が燃えて炎上することである。いつもの通学路にある、炎上したとしか思えない車の画像を載せておきます。かれこれ2週間近く放置してある。いや、正確に言うと放置ではなく…使えそうな部品を誰かが少しずつ抜き取っているらしい。
こうして全く使えない骨みたいなものだけが残ったころ、おもむろに誰かが運んでいくらしく、ある日忽然と消えている…うーん、エコ。なんか巨大な深海魚が亡くなって海底で骨になるみたいなイメージ。
いや、まず、そもそも何をすれば走っていたはずの車がこんなに完全燃焼できるのか?実際炎上している真っ最中の車を見たことがあるが、普通の道路でごうごうと炎を上げる車、その違和感、非現実感たるや、デビッドリンチの映画かと思ったよ!!ツインピークス怖かったなあ~大好きやった・・・なんかまたあのシリーズやるらしいね。
もちろん日本でも車が絶対炎上しないわけではない。事故で横転したり、何かの手違いで炎上してしまった車をニュースで見たことはある。だが、40年住んでいてその現場に出くわしたことはない。インドではここに来て一年まだ経ってないが、何度か目撃している。頻度がすごい。
怖いと言えば、これはまた違う怖さなんだけど、昨日の通学路途中の風景も怖かった。多分もとは美人な3人の女の子だと思われるが、顔を黒く塗って、神様のコスプレ?をして歩いていた。
これは「カーリー」という、創造と破壊の神シヴァの妻、ガネーシャのお母さん、パールバティーの憤怒相の神様らしい。
パールバティーは良妻賢母なのが、怒ると戦いと勝利の神「ドゥルガー」となり、そこですでに結構こわい神様なのだが、そこからさらに怒ると殺戮の神「カーリー」となるのである。男性諸君は女性を怒らせるなという大事な教訓を学んでいただきたい。
まあそれはさておき、そもそもみんなを震え上がらせるほど怖い神様を、めっちゃ再現できてるのはよくわかった!!のだけど、なぜこんなコスプレで道を歩くのかはわかりませんでした。
暑い中ご苦労さまです。
毎日日本では絶対見られない風景がいつも見られる、飽きない通学路です。
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