インドでクーラーが壊れると文字通り死活問題な話

「夏のインドあるあるトップ10」とかがもしあるなら、ダントツ１位に躍り出るんではなかろうか、

暑くなったところでクーラーが壊れる

というドリフみたいな展開になることが多い。例にもれず、我が家のクーラーも2つ同時に壊れた。いち早く修理しないと冗談抜きで生命に関わる！！！

ひとつは水がボッタボタと漏れる。
実は前も1度漏れてたんだが、拭いてしまって、乾いてしまってから修理担当が到着したため「It’s no problem.」と終了していたのだった。友だちにそう言ったら、「水が漏れているのを動画で撮るとよいよ」とアドバイスくれた。ナイスアイデアだね！！顧客がどんなに「漏れた」と言っても、実際に漏れてないと信じてもらえないインドだからね！！

今回は苦労してベッドを運んだ結果、クーラーの下には電子ピアノが。漏れるともれなくピアノが水浸し。前より状況悪化。早急に解決されたし。そしてもう一つは、クーラーのメインスイッチが壊れたらしい。こんなスイッチね。

ここスイッチがご覧の通り集中していて、豪華なシャンデリアのスイッチとかもついてるんだけど、
スイッチ入れると不規則に点滅するのよね。豪華なシャンデリアだけにホラーハウスか？って感じなんだよね。で、クーラーのメインスイッチもここについてるの。このスイッチをオンにしてから、さらにクーラーのリモコンでスイッチを入れるシステムになっているのです。もちろん不便です。なんでこんなシステムになってるのかは知らん！

で、修理といえばいつでも来てくれる何でも屋のターバンのシンさん。
今日も来てくれて、早速スイッチの白い外枠を外し、中の配線をチェック。そして私を呼ぶと「マダム、この配線が××○○･･･」と話し始めた。正直何言ってるか全然わからんが、多分接触が悪いと言ってるのであろう。こういう推理力みたいなのだけが生きていくために異常に発達する私。で、その接触の悪い線をおもむろに別の配線に近づけるやいなや

バチッッッ！！！

と火花が飛び、次の瞬間部屋が真っ暗に。（注…昼間ですが電気が消えるとすごく暗い部屋なのです）

シンさん、あーゆーおーけい？！

電圧の高いインド、下手したら死んでまっせ！！

シンさん「Oh･･･no problem.」

言いたいことはそれだけ？！
いやいやプロブレムありまくりですけどね！

うちの電気系統がすべてショートしたらしいので、シンさん下の電気の何かを直すと言って下に降りる。暗い中見送る私。しばらくしてまた

バチッッッ！！！

という音がして今度はうちだけでなく建物全館が真っ暗に･･･！

何してくれとんねん！！！

これはもう今日の夕ご飯は作れないかもと思い、真っ暗なキッチン（うちのキッチンには窓がないので電灯がないと本当に真っ暗で、料理が難しい）で手探りで、残りごはんをおにぎりにする。我ながらなんだろう？このサバイバルに慣れた感じは･･･？

シンさんしばらく色々やって、最後には全部直りました。なぜかホラーハウス的シャンデリアもちゃんとつくようになった！（笑）