中華系タイとインドの意外な共通点、菜食(ギンジェー)週間

タイの中のインド
お隣さんが、チャーハンを おすそ分けしてくれた。タイの中華系の友だちがベジタリアンウィークに入ったため、それ用のチャーハンを大量に注文してくれて、食べ切れないからどうぞ!
という有り難いおすそ分けだったのだが、
え?中華系タイ人もベジタリアンウィークがあるの?と、意外であった。なぜならほぼ同じ時期に、インドでもベジタリアンウィークがあるから。

インドの菜食週間は「ナヴラートリー」と名前がついていて、菜食だけでなく最後には「ダシャラー」という盛大なお祭りもある。

iPhoneでググるとこう出てくる。
ギンジェーの2018年の期間はこれ。
ナヴラートリーの2018年の期間はこちら。
ほとんど同じ!!!(期間は満月を元にして計算するため、毎年同じ期間ではない)
ギンジェーのマークはこんなの。

日本人だとさいって読むけど、これ中国語だと「じゃい」的な発音で、タイ語のジェーと似てるからこう書くみたいだ。このマークあるところに、ベジフードありみたいな意味合いらしい。

タイとインド、宗教も国も文化もこんなに違う両者が同じ時期に同じことをするとは。これ、きっと何かすごく根本的な、理にかなったことなんだろうな。 季節の変わり目のデトックスみたいな?てか他の国ももしかしたら、菜食週間なのかもしれない!!
「え?でも、そもそもインドはベジタリアンの国なんじゃ?」
と思われた方もおられると思いますがたしかにインドにはベジタリアンは多いです!でもインド人全員ではないです。チキンやラムを食べる人も結構います。イスラム教が禁じる豚肉やヒンズー教が禁じる牛肉は、全体的に表立ってはあまり食べられてない。お互いなんとなく遠慮があるのかな??
また、同じヒンドゥー教徒の「ベジタリアン」でも「肉だけ食べない」なのか卵もバターも食べない」なのか、レベルも様々
体感として1番多そうなのは、肉食べないけど乳製品や牛乳はOKみたいな人だった。
宗教によってはジャイナ教のように「根菜も食べない」などもあり、厳格を極めるものもあった。
だから、目の前のインド人が今何を食べられるのか、何を食べられないのかは、ぶっちゃけ
「それぞれ聞くしかない」のです。同じ家族でもそれぞれだったりします(お父さんだけチキン食べる、とか)。
中には刺身大好物なインド人だっているし、「インドでは食べないけど、海外なら肉食べる」というマイルールの人もいる。「普段は食べるけど、火曜だけ卵を食べない日と決められている」とかもある。
いつでも何でも食べられる日本人からしたら、何それ?ややこしいわー!なんだけど、みんなはそれが当然なんだよね。
さてさて、振り返って、タイではこの時期にしか食べられないベジ専門のメニューがたくさん出てくるらしい。

モクタラにもこんなのぼりが。

トンロー通りにもこんな目印が。

いただいたチャーハン。

具はきのこや豆腐や油揚げなど。スパイスも八角などが入り、肉なしでも十分食べ応えがある。
インドは常にベジメニューがあるから、わざわざそんな感じにはならないけど、
タイの特別期間限定ベジメニュー、お祭りみたいで楽しげ。ギンジェーのルールは肉を食べず、ニンニクやニラなど匂いのキツイものも食べず、心穏やかに過ごして心身を清浄に保つ。デトックス。というようなものらしい。
10日間も肉を食べないと、きっと身体が軽くなるだろうな。なかなか魅力的な試み。
でもま、うちは子どもたちは無理だろうから、
私だけランチとかでそんなメニューを食べられたらいいなぁ。などと思っていたのだが…
なんと!
昨日の夕ご飯の麻婆豆腐
ひき肉入れ忘れた!
そしてその事について
誰も気がつかなかった!!


翌朝冷蔵庫見たらひき肉発見、そこで、やっと気がつくという…!!
ほうれん草やゴボウなんかのありもの野菜を刻んで、あとはいつも通り味付けして最後に豆腐入れたんだけど、誰も何も言わなかった!!!
もしかして…うちもベジウィーク可能?

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