カンボジア旅行子連れ2泊3日 アンコールワット遺跡、 トンレサップ湖、カンボジアの風景

タイから海外へ
【注この記事は長いです!】
バンコクでは昨日10月13日は、プミポン前国王(ラマ9世)の命日でした。
国におられる皆さんは、前国王の色である黄色の服を着て追悼の意を表していたようです。
私たちは国王が亡くなって一年後にバンコクに来たので、その出来事は臨場感を持っては体験していないけど、
それでも歴史的な出来事をその場で体験した感覚はありました。
そのくらい、タイにいる皆さんの哀しみが色濃く残っていたということなんだろうな。
皆黒い服を着ていたし、様々ないつもと違う催しを見ました。二年経ってもやはり同じ空気を感じます。偉大な人が亡くなる、ってこういうことなんだな。
その中で、私たち家族はカンボジアのシェリムアップに来ています。
カンボジアと言えば、クメール王朝の遺跡、アンコールワットが世界的に有名。
しかし、もちろん子どもたち、ほとんど何も知らない!そこで、これを買いました。
サバイバルシリーズアンコールワット編全2冊
これを見てから出発したら…
このタイのスワンナプーム空港にある、いつも見てるこの巨大なオブジェが…
これ!乳海攪拌!!
いやぁ、知識って素晴らしいね!!その場で確認する息子ハッチ。
買ってよかった!この本、紀伊国屋で一冊2000円くらいしたけど!!そして全2冊だったけど!!!(日本だと1296円)知識はプライスレス。
イッテQのスタジオのセットにも、このアンコールワット遺跡の中の二つくらいが使われているそうですね。
こんな付け焼き刃の知識をたずさえて今からアンコールワット観光へ。どうなることやら?
スワンナプーム空港で乳海攪拌を確認してから、カンボジアはシェリムアップ空港に到着。バスでも行けるくらいなので、フライトは1時間とあっという間!

タイ・スマイルエアライン。

軽いスナックなんだけど、なんか入れ物が和風じゃない…?お弁当みたい。

クレープみたいなものと、あとは飲み物とスイーツ。

このという文字は、タイではギンジェーという菜食週間のことを表すんだけど、ちょうど時期だったからか、ビーガンスイーツが提供された。

なんと白玉やわらび餅まで載ってる!すごい!

ついていた巾着を、何を勘違いしたのか、前の席のインド人ぽい男性が被っている。マジで勘違いしたのか、ふざけているのかよく分からないけど、とりあえず激写。

こちらはチョコレートとアボカドのケーキ。本気や。

たった1時間のフライトでもこんなに本気のベジスイーツが出てくるのだから、長時間のフライトではさぞ美味しくて手の込んだベジランチが提供されるのであろう…と、パンフレットをじっと見る私。笑

シェリムアップ空港へ到着!屋根が可愛い。

予約していたタクシーでホテルへ。我が家はいつも旦那氏が「なんとなく」えいっ!って選んだホテル。悩み始めるとキリがないかららしい。気分はダーツの旅、あるいはミステリーツアーです。今回は割と当たりでした。よかった。
一軒家の二階建て貸し切り。キッチンもバスルームも部屋も清潔で、涼しくて快適!荷物を置いてから、で、今日はどこに行く?
主目的であるアンコールワットは明日1日かけて行くとして…出て来た候補は「トンレサップ湖」。水上で暮らす人々が見られるんだって。雨季である今行くと面白そう!
長女ラスカルの行きたがったオシャレカフェ「blue pampkim」でお昼を食べる。
【2024年閉業しています】

ナシゴレン。これインドネシア料理だよね?お店の人がカンボジアフードだって…カンボジアフードでもあるのかな?

唐辛子が花みたいで可愛い。全体的にタイ料理と味付けが似ていて、少し辛味が少なめ。基本的に、甘みと塩味がバランスよくて、日本人好みだと思います。

可愛い壁飾り。誰かのアート作品なのかな?

こんな風にソファーで食べられるのがこのカフェのウリなんだそう。子どもたちソファー満喫。折しも豪雨が降ってきて「え?大丈夫?」と思ったけど、湖に着く頃には上がってた。
トンレサップ湖のそばの船着場でチケットを買って、このような船に乗ります。船、楽しい。
ここからは一眼レフ初心者が鼻息も荒く撮ったトレンサップ湖の画像をご覧ください。

可愛い犬と道路の赤い感じ。

何とも言えないブルー。

剥き出しのエンジン。高速回転する羽根。

見えてきました、水上家屋。この集落では、すべての人が湖の上で暮らしています。これはお寺。

こちらは学校。当たり前だけど、みんな小舟で通学するそう。

ここでは歩くように泳ぎ、車のように船に乗る。そばでは子どもたちが遊びながら泳いでいた。

行商のおばちゃん。いい笑顔!日用品など売ってくれます。

この国のビール、「Angkor(アンコール)」。おばちゃんから買ったビール2ドルスーパーでは0.5ドルだったけど湖の上で飲むビールプライスレス!!

虹が出ていた!末娘フローレンはおそらく初めて見た虹。

船でずっと見て回りながら、湖の民は貧しいんだな、ということが伝わってきて、切ない。ここに来るまでの道があまり舗装されてないところをみると、貧富の差というよりも、国そのものがまだ貧しいんだなと感じた。
でも清潔感はあり、人々も素朴。すごく使い古された表現で言うと、ここでの暮らしは豊かではないかもしれないけど、みんな幸せそうに見えた。地上の生活を求めて出ていく人も中にはいるのかもしれない。でもここでの生活は、魅力的で理想的なものとして、ずっと心に残るんだろうと感じた。観光地のひとつとしても、とても興味深いものだった。
ここも、これからどんどん豊かになるんだろうな。

夜はショーを見られるレストランに行きました。

カンボジアの踊りを見られるレストラン
「 Koulen Restaurant」
【住所】Street 02, Sivatha Rd, Krong Siem Reap(ラッキーモール向かい)
【2024年現在、一時休業です】
湖に行く前に直接行って予約しました。ここでばったり、インドからバンコクへのスライド仲間K&Mちゃんと出会う。びっくり!!叫ぶ私たちに、たまたま隣に座っていた人もびっくり!(笑)カンボジアの踊りは、タイの踊りと似ていた。

食事もブュッフェで、子どもたちも大人も食べやすく楽しいレストランだった。このホグワーツを思わせる?!大きな席が全部埋まっていて驚きでした。
たくさん食べてよく寝て、2日目はいよいよアンコールワットです!

ワットと言うだけあり、ここはかつてのお寺。大きなお寺ですが、町であり中心のお城であるアンコールトムよりは規模は小さい。位置関係はこんな感じ。

遺跡解説をするガイドさんを頼むこともできたけど、子どもたちが内容と進むペースについて行けないかなと思い、頼まず、代わりにオーディオガイドをレンタル。

流石の言語数!世界中から人々が押し寄せているんだなと実感。なんと日本語まである!!(笑)こういうところに日本語があるの、珍しいんだよね。大きな浮き橋を進んでいくと…

見えてきました、アンコールワットの一部が!子どもたち「わぁ!ディズニーランドみたい!」と歓声を上げる。少ない語彙から賞賛してくれて(笑)連れてきた甲斐があります。中ではお参りもできます。

我が息子ハッチと同じくらいの年齢?というくらい若い僧。何やら唱えて、水をかけて、手首に赤い糸を巻いてくれた。お布施を渡す。

入ると、周りをぐるりと囲むように600メートルにおよぶレリーフ。ヒンドゥー教の「ラーマーヤナ」のストーリーを基に描かれる。天地創造である「乳海攪拌」(にゅうかいかくはん)を含んだ、人間界や天界、悪魔や魔獣など入り乱れての壮大な絵巻物だ。

戦った後に新しい世界が生まれる、というような世界観が描かれているらしい。

今は柵が設けられて触れないようになっているが、昔は触れたのだろう、観光客の手が触れられる地点は黒くピカピカになっている部分もあった。まあ、今でも触ろうとしたらすぐ触れるけどね。

ガルーダ。ガルーダモチーフはタイでも王国の国章として見かけます。鳥の形を象った炎の神。かっこいい。

天女たち。昨日レストランで見たカンボジアの踊りの中でこんなポーズをしているシーンがあったな。などと、色々見所はあるんだけど、とにかく似た作風のものをぐるぐる回りながら見ることになるので、幼稚園児には面白さは分からない。三年生も少々興味より体力のなさに負け始める。でも、きっと後で「あ。これ見たよね」と思う日が来るだろう。
インドの祭り「ダシャラー」で毎年爆破される「めちゃくちゃ悪いやつ」ラーバンは、レリーフの中ではこんな風に描かれる。

ラーバンは顔がいっぱいある悪魔なのだが、インドでは割と横に連なっていたような。カンボジアでは縦にも連なっているのがわかります?
インドとカンボジアは遠く離れている。飛行機のない大昔はもっと遠かっただろう。でも、こうやって宗教や文化は脈々と繋がっているんだなと感じた。インドとタイにいたおかげで、この広大なレリーフの中に、まるで知ってる人を見つけるみたいな楽しさを感じられた。
ちなみに、チケット売り場はアンコールワットとは全く別の場所にあります。

そこで顔写真入りのチケットを買ってから向かいます。

1日(有効期限1日)3日(有効期限1週間)7日(有効期間一か月)と選べます。なぜそんなに長いものがあるのかというと、遺跡はこの辺りにたくさんあるからです。ここチケットは、殆どの遺跡に入場可能。屈強な若者とかは、自転車レンタルでこの遺跡群をコンプリートしたりするのです。ちなみに遺跡は屋根もエアコンもなく、この国はめちゃくちゃ暑い場所です。そう、遺跡巡りは体力がないとできない、一種のスポーツ!!
チケットについて、詳しくは
こちらが詳しかったです。
私たちは1日ドライバー付きの車をチャーターして回りました。大きく回るコースと小さく回るコースがあり、それぞれ40ドルでした。子どもの体力を考えて車(クーラーがある)にしたけど、トゥクトゥクにするともう少し安いみたい。小さく回るコースにして大正解。なぜなら、アンコールワットだけで10時から12時までかかったから!!
午前中アンコールワット、午後から「タ・プローム」と「アンコール・トム」の中の「バイヨン」だけ回ったけど、それだけで夕方になり、我々も、もう体力限界でした!
さて、お昼ご飯を食べて、お店のハンモックでひと休み。

カンボジアは遺跡で有名なのだけど、ハンモックの国と言ってもいいくらい、ハンモックが普及している。トゥクトゥクの中にもハンモックをうまいこと設置して、ドライバーさんは昼寝。暑い国ならではの昼寝文化、ハンモックはナイスアイデア。

羨ましすきて、後でハンモック10ドルくらいで売ってるやつを買ってしまいました。本帰国した日本の自宅にちゃんと設置しました。

こんな風にネジネジして売ってます。

さて、気を取り直して遺跡巡り後半です。

まずは、タ・プローム。遺跡が苔むして、木の太い根っこが遺跡の間を這い回っている風景が見られます。木漏れ日がまた美しい。

ジブリの映画「天空の城ラピュタ」のモデルとなったり、トゥームレイダーの舞台にも使われたことで有名。

確かに自然の力と人間の作ったもののコラボレーション、迫力があります。

根っこがオブジェのよう!

車で移動して、広い公園の中をどんどん歩いて、中央にあるアンコール・トムにたどり着きました。少し高い場所になっていて、ここだけ全部石造り。思ったよりもこぢんまりとしていた。

バイヨンの微笑みと呼ばれる神様の像。

こちらは少し力強い感じ。

当たり前だけど、カンボジアの人たちの顔つきを彷彿とさせるお顔立ち。

顔を縦に揃えてトーテムポール的に撮る、定番の撮り方その1。

同じ方向を向いて撮る、定番の撮り方その2。

頬杖をつく感じで撮る、定番の撮り方その3。ここでたくさんの写真を撮りました。でも他に多くの観光客の方もいたので、順番に、譲り合いながら。ここはお寺じゃないので、本当に写真を撮るためだけに来た感じでした。

たくさん撮って、帰り道に有名なクッキー屋さんに寄る。

ANGCOR COOKIES(アンコールクッキーズ)

【google maps】angcor cookies

【HP】angcor cookies

カンボジア産カシューナッツを粉末にして焼き上げた、有名なクッキー。形も可愛いし、味も美味しい。しかも個別包装になっている。お土産にマストバイ。空港にも店舗があります。

すぐそばにCANDY ANGCORという、キャンディー屋さんもありました。

金太郎飴みたいに、アンコールワットの絵が出てくる飴です。

【google maps】ANGCOR CANDY

【2024年現在閉業しています】

夜はこの辺りで1番の繁華街「パブストリート」へ。ここて夕ご飯を食べます。

パブストリートという繁華街は、ネオンが光り、飲み屋さんやレストラン、夜店などが軒を連ねるゾーン。でもバンコクのようにギラギラしてない(風俗店とかがない)し、インドのように怖い人もいない。安心して子ども連れで歩ける治安の良さと、人の良さを感じました。

子どもたちが食べられそうな料理はどれ?と探すと、鍋料理を発見!カンボジアは暑いのに、鍋料理をよく食べるそう。タイと似てるー。

タイのムーガタ鍋みたいに、中央の盛り上がった円形のところに肉を置いて焼いて、円周にあるドーナツの形の鍋部分に野菜を入れて食べるやつ。

確か7種類のタンパク質が入ってるやつで、鶏肉、豚肉、牛肉、お魚まではまあわかるんだけど、ワニ肉とか、カエル肉みたいなのも入ってた気がする。わかりやすくピックにイラストをつけてくれている。矢印がワニ肉。

でも鍋なうえに、屋外のテーブルで、ちょっと薄暗いので、どれが何肉か結局わからないままに、美味しいタレにつけて食べる。これぞ本当の闇鍋?!誰が何を食べたのかわからないですが、全部美味しかったです。(笑)

さて、最終日。カンボジアのお土産をチェック。

お土産はやっぱり地元のスーパーがいいよね!と、こちらへ。

Lucky Mall(ラッキーモール)

【2024年現在閉業しています】

カンボジアでは胡椒が有名。いろんなタイプの胡椒がありました!帰ってから使ってみたら、香りがやはり全然違う!!

他にはストールやバームなんかもお土産に良さそうでした。

最後にオーナーさんに鍵を返しました。お世話にになりましたー!

今回ずっと親切にアテンドしてくれたドライバーさんです。めっちゃいい人でした。こちらもお世話になりました!

カンボジア、人々は素朴で、食べ物も辛くなくて美味しくて、子連れでも安心感のある国でした。

コメント

  1. くまれく より:

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    おはようございます。タイな担当になったのでブログを拝見させていただいてます。昨日がプミポン国王の命日だとは知らなかったです。勉強になりました。私は逆にスクンビットでスリ集団に囲まれてお金すられてしまいました。油断大敵でした。

  2. mintgreen0117 より:

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    >くまれくさん
    タイ担当になったのですね。お仕事ですよね?なんか楽しそうな担当!!
    でもスクンビットでスリ集団?!
    囲まれてしまうんですか?!
    オカマちゃんに抱きつかれてそのすきにすられる、というのは聞いたことありますが、
    集団に囲まれるなんて、かなり不穏な感じですね…お身体だけでもご無事でよかったです。
    私も気をつけたいと思います。

  3. jalan-makan より:

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    タイやカンボジアの文化がマンガでわかるなら、子供じゃない(おばさん)だけど買おうかな。。。ちょっと高いね

  4. mintgreen0117 より:

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    >jalan-makanさん
    図書館で借りることも出来そうですよー。
    私もおばさんになって久しいけど、やはり
    ほとんど知らないことばかりなので、
    読んで良かったなぁと思います。
    新しいことを知ると、脳も活性化されるし、
    いいことずくめですよね!

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